睡眠ポリグラフ検査(PSG)完全ガイド:費用、過程、保険適用

いびき、睡眠時無呼吸、不眠症...睡眠の問題でお悩みではありませんか?睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography、PSG)は睡眠障害を正確に診断する最も確実な方法です。費用から過程、保険適用まで解説します。
睡眠ポリグラフ検査(PSG)とは?
睡眠ポリグラフ検査は、睡眠中の脳波、眼球運動、筋活動、心拍数、呼吸、酸素飽和度などを同時に測定する総合的な睡眠検査です。
病院や睡眠クリニックで一晩泊まって検査を行い、睡眠専門医が結果を分析して正確な診断を下します。睡眠時無呼吸症、不眠症、ナルコレプシー、むずむず脚症候群など様々な睡眠障害を診断できます。
ポイント
睡眠ポリグラフ検査は睡眠障害診断の「ゴールドスタンダード」であり、最も正確で客観的な睡眠評価方法です。
睡眠ポリグラフ検査の費用
PSGの費用は施設と保険適用によって異なります。
健康保険適用時
約1万〜3万円(自己負担)。睡眠時無呼吸症の疑いなど医学的必要性があれば保険適用可能。
保険適用外(自費)
約3万〜8万円。病院の規模や地域によって差があります。
大学病院
5万〜10万円。大学病院クラスは費用が高くなる傾向があります。
睡眠クリニック専門病院
3万〜6万円。睡眠専門クリニックは比較的リーズナブルな価格。
保険適用条件
いびきだけでは保険適用されません。睡眠時無呼吸が疑われる、またはスクリーニング検査で高リスクと判定された場合に保険適用可能です。
睡眠ポリグラフ検査の過程
初めて検査を受ける方が最も気になる検査過程をご紹介します。
1. 予約および事前相談
睡眠専門医の診察後に検査予約。検査前に飲酒、カフェイン、昼寝を避けるよう案内されます。
2. 病院到着(夕方8〜9時頃)
個室の睡眠室に案内されます。楽なパジャマ(病院で提供される場合も)に着替えます。
3. センサー装着(約30分〜1時間)
頭皮、顔、胸、脚などにセンサーを装着します。不快ですが痛くはありません。
4. 睡眠(夜10時〜翌朝6時)
普段通りに眠ればOKです。初めてで眠れなくても心配しないでください。データは十分に収集されます。
5. センサー取り外しと帰宅
朝にセンサーを取り外して帰宅。シャワー後、日常生活が可能です。
6. 結果相談(1〜2週間後)
睡眠専門医が結果を分析し、診断と治療方針を相談します。
検査で測定するもの
睡眠ポリグラフ検査は睡眠中の体の様々な生体信号を同時に測定します。
脳波(EEG)
睡眠段階(レム睡眠、ノンレム睡眠)と睡眠構造を分析します。
眼球運動(EOG)
レム睡眠かどうかを判断する重要な指標です。
筋電図(EMG)
筋緊張度と異常行動(レム睡眠行動障害など)を確認します。
心電図(ECG)
睡眠中の心拍数と不整脈の有無をチェックします。
呼吸センサー
鼻と口の空気の流れ、胸と腹部の呼吸努力を測定します。
酸素飽和度
指につけるセンサーで血中酸素濃度をモニタリングします。
誰が睡眠ポリグラフ検査を受けるべき?
以下の症状がある場合は睡眠ポリグラフ検査を検討してください。
参考
単純な疲労や一時的な睡眠問題なら、まず生活習慣の改善を試してください。3ヶ月以上続く場合は専門医への相談をお勧めします。
家庭用睡眠検査 vs 睡眠ポリグラフ検査
最近は自宅で行う簡易睡眠検査もあります。違いを見てみましょう。
比較
睡眠問題、正確な診断が第一歩
睡眠ポリグラフ検査は睡眠問題の正確な原因を見つける最も確実な方法です。費用が負担になるかもしれませんが、正しい診断なしには正しい治療も難しいです。
いびき、日中の眠気、睡眠中の異常行動などが続く場合は、睡眠専門医に相談してください。健康保険が適用されれば負担がかなり軽くなります。
⚠️ 重要なお知らせ
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。睡眠障害や健康上の問題が疑われる場合は、必ず医師または睡眠専門医にご相談ください。