不眠症の自己診断:ピッツバーグ睡眠質指数(PSQI)とは?

不眠症の自己診断:ピッツバーグ睡眠質指数(PSQI)とは?

毎晩眠りにつくのが難しかったり、頻繁に目が覚めたりしていませんか?自分の睡眠問題がどれほど深刻か気になるなら、専門家が使用するピッツバーグ睡眠質指数(PSQI)でセルフチェックしてみましょう。この検査が何であり、どのように活用するかを解説します。

PSQIとは?

ピッツバーグ睡眠質指数(Pittsburgh Sleep Quality Index、PSQI)は、1989年にピッツバーグ大学で開発された睡眠の質を評価するツールです。世界中の医療現場や睡眠研究で最も広く使用されている標準化された質問票です。

PSQIは過去1ヶ月間の睡眠状態を評価し、睡眠の質が「良好」か「不良」かを客観的に判断できます。医師の診察前に自分の睡眠状態を把握するのに非常に役立ちます。

ポイント

PSQIは単に睡眠時間だけを測定するのではなく、睡眠の質、入眠時間、睡眠効率、睡眠妨害要因まで総合的に評価します。

PSQIが評価する7つの領域

PSQIは以下の7つの領域をそれぞれ0〜3点で評価します。総合点は0〜21点の範囲です。

1

主観的睡眠の質

本人が感じる全体的な睡眠の質(非常に良い〜非常に悪い)

2

入眠潜時

ベッドに入ってから実際に眠りにつくまでの時間

3

睡眠時間

実際に眠った総時間(時間単位)

4

習慣的睡眠効率

ベッドで過ごした時間に対する実際の睡眠時間の割合

5

睡眠障害

夜中の覚醒、トイレ、痛み、いびきなど睡眠を妨げる要因

6

睡眠薬の使用

処方薬または市販の睡眠補助剤の使用頻度

7

日中機能障害

日中の眠気や活力不足による日常生活への支障

スコアの解釈方法

PSQI総合点は0〜21点で、スコアが高いほど睡眠の質が悪いことを意味します。

一般的に5点を基準に「良い睡眠」と「悪い睡眠」を区別します。ただし、この基準は絶対的なものではなく参考値です。

PSQIスコア解釈

0〜4点
良好な睡眠の質
5〜10点
睡眠の質低下(軽度〜中等度)
11〜15点
睡眠の質がかなり低下
16〜21点
重度の睡眠障害の疑い

簡易セルフチェックリスト

正式なPSQI質問票は19項目で構成されていますが、以下の質問で簡単に睡眠状態をチェックできます。

1
眠りにつくまで30分以上かかることが週3回以上ありますか?
2
夜中に頻繁に目が覚め、再び眠りにつくのが難しいですか?
3
希望の時間より早く目が覚めることが多いですか?
4
朝起きてもすっきりせず疲れていますか?
5
日中の眠気や集中力低下を頻繁に感じますか?
6
眠りにつくためにお酒や睡眠薬に頼っていますか?

確認してください

上記の質問で3つ以上「はい」なら、正式なPSQI検査や専門家への相談をお勧めします。

PSQI結果の活用法

PSQIスコアが高かった場合、次のステップを検討してください。

睡眠日記をつける

1〜2週間、就寝/起床時間、睡眠の質、日中の調子を記録しましょう。パターンの把握に役立ちます。

睡眠衛生を点検

就寝前のスマホ使用、カフェイン摂取、不規則な睡眠時間など、睡眠を妨げる習慣を見直しましょう。

専門家に相談

PSQIスコアが10点以上、または症状が1ヶ月以上続く場合は、睡眠専門医への相談をお勧めします。

追加検査を検討

いびきや睡眠時無呼吸の症状がある場合は、睡眠ポリグラフ検査(PSG)を検討してください。

睡眠の問題を放置しないで

PSQIは自分の睡眠状態を客観的に把握できる有用なツールです。高いスコアが出たからといってすぐに睡眠障害の診断を受けるわけではありませんが、改善が必要というサインです。

良い睡眠は健康の基盤です。今日から睡眠習慣を見直し、必要であれば専門家の助けを借りましょう。

⚠️ 重要なお知らせ

この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。睡眠障害や健康上の問題が疑われる場合は、必ず医師または睡眠専門医にご相談ください。

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